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2008.09.15 (Mon)

アンド・セレニティ/グレン・グールド

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 引き続きクラシック万歳!!



     

グールド晩年の、「ゴールドベルク変奏曲」

イヤホンかヘッドホンでの視聴をお勧め致します。




アンド・セレニティ~瞑想するグレン・グールドアンド・セレニティ~瞑想するグレン・グールド
(2003/12/17)
グールド(グレン)

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このCDはグールドの死後二十年を経て編まれた、彼の演奏の選集である。バッハは意外と少ない(マルチェロのオーボエ協奏曲のバッハによる編曲の第二楽章とイギリス組曲からの一曲のみである)のだが、それでも彼の魅力を十分に伝えるものとなっている。
グールドと言えばまずバッハの「ゴールドベルグ変奏曲」が思い浮ぶが、そのデビューアルバムに続く第三作目のベートーヴェン後期ソナタ集での演奏に関し、確か吉田秀和氏は「息をつめたような速さ」といったような表現をしていたように思う。確かに、グールドが時に途轍もなく速く弾く時、それは肉体的な爽快さというようなものとは無縁のものである。聴き手は演奏者の「息をつめ」ている精神の集中に共感するのだ。グールドの魅力は肉体的な爽快感といったものの対極にある。
このCDの題名は、次のようなグールドの発言から取られている、


芸術の目的は、アドレナリンの瞬間的な放出ではなく、驚きと穏やかな心の状態(wonder and serenity)を、生涯かけて築いていくことにある。

実際このCDの全曲が「穏やかな心の状態」に相応しくゆっくりとした曲であり、しかも、「どうしようもなくロマンティック(incorrigibly romantic)だ」と自称したグールドの好んだロマン派の曲(ブラームス、グリーク、シベリウス、リヒャルト・シュトラウス、スクリャービン)が多く採られている。
グールドの本質を捉えたこのCDの選者は誰なのだろうか。

(ネモローサ)





     

     若きグールドの、バッハの「ゴールドベルク変奏曲」





 引き続きクラシック万歳!!

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