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2009.07.05 (Sun)

春!ヴィヴァルディ四季 

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 引き続きクラシック万歳!!

   

イヤホンやヘッドホンでの視聴をお勧め致します。



Vivaldi: The Four Seasons Trevor Pinnock



第1番(春)    

1楽章
ソロヴァイオリン
が高らかに小鳥の声を模倣している。
春が来た喜びにあふれている。
そこへ雷鳴が轟き、あわてふためく小鳥や動物たち。
          
2楽章
ヴィオラ犬の物憂い遠吠えを模倣している

3楽章
バグパイプ低音楽器が表わし、田舎のダンスが始まる。



ヴィヴァルディの 「 四季 」 は、「 調和と創意への試み 」という作品8の協奏曲集中の第1番~4番のことをいうが、日本ではバロック音楽の定番となっていて、イ・ムジチとともに誰もがあの曲、と思いだし歌うことも出来るほど、お馴染みになっている。無理もない、我々農耕民族は、季節の行事を大事にしてきたし、四季の移り変わりにはとても敏感なのであるから…。とにかく、ドラマからコマーシャル、季節の式典、パーティー、レストランのBGMに至るまであらゆる場面で使われている。そう云えばヴィヴァルディはイタリアンであるが、スパゲティーやピッツァと同じ位、受け入れられている訳だ。

とは言うものの、ヴィヴァルディは今から300年も昔の人なので ――昭和よりも古くは、大正、明治、よりもさらに、古く、ちょうど赤穂浪士の討ち入りのあった江戸時代の日本で、西洋人を南蛮人と言っていた時代であったが――その頃イタリアで彼はいわゆる 赤毛で‘ 司祭 ’の職にあり、孤児の少女らにヴァイオリンを教え乍ら作曲活動をしていたのであった。バロック後期、 協奏曲( ソロコンチェルト ) の形式を確立した一人でヴァイオリン協奏曲だけでもその数500近くあるという。
ちなみに、よくTVなどでお茶の間の話題にもなる、数億円の銘器と呼ばれる様なヴァイオリンが、この頃から木工工芸の盛んであったイタリアの北 クレモナ地方で、ぞくぞくと産み出されることになる。アンドレア・アマティ一族とその孫ニコロ・アマティ。彼の弟子であるアントニオ・ストラデイヴァリやガルネリ一族。これらの楽器でヴィヴァルディの「 四季 」は演奏されたのだろうか…。
300年の時を経た今も少しも色あせる事なく、バリバリの現役で活躍している天才達の作った楽器、偉大な作曲家の芸術作品のもつ生命力、そして今ではすっかり自分達のものにし享受し弾くわれわれ東端の民もすごいのかもしれない。( とは云え、美味しい料理や音楽を享受する側は楽しいのですが、それらを提供する方は、そう楽なことでもないのですが。ヴァイオリンを習わせている親御さんは、贅沢なクラシック音楽を傍らでいつも一生懸命、美しく響かせている(?!)お子さんに感謝しなくてはいけないのかもしれません。)
当時ヴェネツィアは、ヨーロッパの中では最も進んでいた文化都市で、ドイツの田舎に居たバッハなどは、憧れの目で見ていたに違いない。印刷技術も進んでいたようで、バッハはそれら幾つかの楽譜を手に入れ、ヴィヴァルディのヴァイオリン協奏曲を自らのオルガンやチェンバロ協奏曲に取り入れたり、編曲したりしている。



ヴィヴァルディ:協奏曲集《四季》ヴィヴァルディ:協奏曲集《四季》
(1997/10/08)
イ・ムジチ合奏団

商品詳細を見る

ソロヴァイオリンはピーナ・カルミレッリ。初めて生で聴いた時は、背を丸めた初老の女性が、精力的に力強く美しい音色でヴァイオリンを響かせていたという印象だった。改めて聴くと、やはり女性らしくすみずみ迄行き届いた、健康的で豊かなソロと非常に息の合ったアンサンブル。低音楽器は、通奏低音に甘んじる事無く、非常に速いパッセージやリズムを刻み存在感を増し、バロック期の終わりと新しい古典派の時代の到来を予感させる。


ヴィヴァルディ:四季、他ヴィヴァルディ:四季、他
(2008/06/25)
イングリッシュ・コンサート ピノック(トヴレヴァー)

商品詳細を見る

サイモン・スタンデイジがソロを弾く、トレヴァー・ピノック指揮イングリッシュ・コンソートの古楽器による演奏。初めてこれを聴いた時は、目からうろこ、それまではイ・ムジチやパイヤールなど聴いていて、それがつまらなかったわけではないのだが、ピノックの鮮やかな切れ味・ダイナミックな動き・軽やかさ、スマートさは、今までの 「四季」 のイメージを覆すものだった。時々リュート (ギターの前身) の仲間であるテオルボやキタローネのかき鳴らす音がとても絶妙で格好良く聴こえてくるので、見たこともない楽器にあこがれ図書館で調べたりした。(それからというもの、このCDを友達の出産祝いなどに少々押しつけがましいプレゼントとして、しばらく使っていた) 「ヴィヴァルディの四季なんて女、子供の聴くものさ」という殿方にも是非聴いて欲しい。



第2番(夏)

1楽章
けだるい夏の暑さを見事にあらわすメロデイ 。迫りくる嵐の予感。

2楽章
ぶんぶんと暑さの中動き回るのは虫どもだけ。

3楽章
ついにがやってくる。容赦ない雨、あられ。
弦がトレモロや速いパッセージでそれを表している。



第3番(秋)     

1楽章村祭。秋はにぎやかな宴が催される。
古今東西、収穫を皆で祝うものだ。
                  
2楽章
酔いつぶれて皆死んだように、寝静まっている。

3楽章
狩りに夜明けから出かけるようだ、ヨーロパでは。
勇ましいリズムで景気をつけている。



第4番(冬)

1楽章
冷たさ・寒さフラジオを使って上手く表現している。
重音では歯の震動を表しているらしい。
こんなにも美しいガチガチがあるだろうか。

2楽章
単独で良く演奏される有名なメロディ
暖炉でまどろんでいる様子。
私はいつも氷の上を気持良く滑っている光景を
想像してしまうのだが。

3楽章
寒さで凍えているのだろうか。
人間は自然を前になすすべもない。
じっと耐えるのみである。   
                   
                   
  



いろいろな楽器や編成でもよく演奏される。
日本の邦楽でも、アレンジして琴などの和楽器で演奏される。




 引き続きクラシック万歳!!

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